ワセダシカ ブログ

2020/05/20歯科衛生士が語る、口呼吸の危険性

意識しないと危険?口呼吸で起こるトラブルに注意

 

子どものころ、授業を口をポカンと開けて聞いていて注意されたり、ついついテレビを見ているときに口がポカンと開いていたなんてこと、結構ありましたよね。大人でも、電車内で口を大きく開けて寝ている人を見ると、お口に飴でも入れたくなることがあります。

口周りには筋肉があり、それらが助け合いながら口を動かし、食べたり表情を作り出したりしています。バランスが崩れたり、筋肉量が足りないとお口ポカンは発生します。このお口ポカン、ウィルス感染を引き起こすだけでなく、虫歯や歯周病などの歯の病気になったり、口臭の原因になったり、顔の形が変わることもあるのです。

お口ポカンになる原因

口元の筋力は、子どものころからの発達過程で整っていきます。しかし、離乳食の与え方や、卒乳の時期、指しゃぶりなどの癖や、入歯生え変わりの時期に舌で歯をいじる癖などのようなことが起こると口が開いたままになりやすくなります。また、アレルギー性鼻炎や扁桃腺肥大による習慣化した鼻づまりによる口呼吸でも起こります。大人の場合、これが原因によるお口ポカンの方が多いのではないでしょうか。

歯の位置は歯の周りになる舌(筋肉の塊)や口周りの筋肉のバランスにより影響を受けています。私たち歯科医療従事者は実は歯だけを見ているのではなく、お口の周りの筋肉と歯並びのバランスを見ています。

なんでお口ポカンがおこるのか?(症状)→何が問題なのか?(原因)→それに対してどうするのか(対処)

これらをしっかり患者さんから聞き取り、原因と結果を明らかにし、必要な対応をお伝えしていくのも歯科衛生士の仕事です。

 

お口ポカンの対処法

まずアレルギー性鼻炎などにより鼻呼吸が苦しい場合は、どうしても口呼吸になってしまいがちですが、それ以外にも口の周りになる大きな筋肉である口輪筋や頬筋の力が弱い方も口呼吸が多くみられます。

口輪筋や頬筋は表情筋の一つ。鍛えればキュッと引き締まった素敵な口元になります。いくつか表情筋を鍛えるエクササイズをご紹介します。

①イーウーエクササイズ

口をできるだけおこに広げてイー、口をできるだけすぼめてウー、これを5~8回繰り返す

②風船エクササイズ

風船を膨らませる。これだけ!風船なしで上下左右、頬を膨らませるでもOK(描く秒)

③にっこり笑顔エクササイズ

口を閉じ、口角を上ににこちゃんマークの様な口元にして大げさに笑顔!この時目を大きく見開き10秒キープするとより効果的!

④ムンクエクササイズ

重い切り口を盾に開いて、唇を口の中に巻き込みムンクの叫びのような口元キープ

⑤ぷんぷん顔でほうれい線予防エクササイズ

頬を大きく膨らませて10秒キープ

⑥ペットボトルエクササイズ

500mlのペットボトルに水を入れ、下を向いたまま唇のみでくわえる。ペットボトルを持ち上げて10秒キープ。これを3回以上繰り返す。

ポカンと開いたお口からはウィルスもたくさん入ってしまいます。このような口元の筋肉のトレーニングの中から自分に合ったものを実践し、お口ポカン対策をぜひしていきましょう!